指導方法と治療方針
 
指導方法と治療方針

歯並びの程度による治療方針


軽度=歯並びにはほとんど影響がない
慎重に経過を見る。指しゃぶりの意識化と意識の持続

中等度=軽度の開咬
指しゃぶりの意識化と意識の持続  
舌の癖の修正と、口のまわりの筋肉のトレーニング    
上顎の歯ならびを矯正装置で広げる  
ハビットブレーカーを用いる

重症=著しい開咬縦長の顔つき つばを飲み込むときに舌を突きだす
唇を自然に閉じることが出来ない

指しゃぶりの意識化と意識の持続  
舌の癖の修正と、口のまわりの筋肉のトレーニング   
矯正治療


指導の実際
指しゃぶりの意識化と意識の持続とは?
写真などを使ってやめたほう方がいい理由をよく説明する
最初は目標を低く設定してはじめます  最初は昼間だけやめましょうとか、寝る前だけやめましょうなどと、その子の出来そうな範囲で目標をたてるようにします。期間も最初は1週間だけとし、それができたら2週間3週間と延ばしていく。毎日の記録をつけて下さい  指しゃぶりをしなかった日にはカレンダーにシールを貼る。またカードやポイントをためてごほうびと交換する。余裕をもって指導を進める。子供の気持ちを尊重し、成長に合わせて子供の意志で止めていけるように。子供が頑張ったときはいっぱいほめてあげる。指しゃぶりをしてしまったときも叱るのではなくて、励ましていく気持ちで。小物を使って指しゃぶりをしにくくする工夫 手袋などを利用する。

家族特にお母さんの役割

真剣に取り組む
指しゃぶりをしにくくする生活環境を作る
たくさんほめてあげる
スキンシップをはかる
家族の協力を求める
精神的な支えになる
口うるさくいわない


指導をするとき心掛ける点
指導の対象
子供の精神発育状態に合わせて指導することが基本。

子供自身の自覚
まず子供に指しゃぶりをやめる必要を自覚させることから指導の第一歩が始まる。
(動機づけ)

家族の理解と協力
母親の治療に対する正しい理解と協力が、指しゃぶりをやめさせる重要なポイントとなる。

指導の場所
出来るだけ個室が望ましい。

指導間隔、時間
2〜3週間に1回の間隔。1回に20〜30分かけておこなう。

留意すべき点
指導の上での心理的な知識を豊かにする。子供や、母親のいうことに耳を傾ける。子供について、家庭環境、嗜好など、役に立つ情報を多く得ること。 行動療法の知識や技術を意識しすぎないこと。  指導者の立場を忘れない。 大げさな表現はしない。 子供への思いやりを忘れずに、またプライバシーに深入りしない。