令和6年度 在宅歯科医療のための多職種連携会議を開催|長浜市、米原市の歯科医師会「一般社団法人湖北歯科医師会」

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令和6年度 在宅歯科医療のための多職種連携会議を開催

2024103日、湖北医療サポートセンターにて在宅歯科医療のための多職種連携会議を開催しました。今回は湖北薬剤師会との共同開催で、歯科医師会より10名、薬剤師会より8名の参加がありました。湖北歯科医師会の西川雅士会長より挨拶があり、その後に歯科医師会より瀧上啓志先生、薬剤師会より山田賢文先生のミニ講演がありました。瀧上先生は、訪問歯科診療の実際の状況について写真も交えながら、また投薬確認の状況やその問題点について講演されました。山田先生は、薬剤師の在宅での業務内容や実際の事例について、またその問題点について講演されました。歯科医師、薬剤師、それぞれの在宅業務やその問題点について理解を深めることができました。

その後グループワークとして2グループに分かれ、それぞれで歯科医師と薬剤師の間で、知りたい情報とその解決策について協議を行い、その中で実際の現場の様子や、患者さんの声も交えながら、要望や疑問点などの意見交換を行いました。より密に情報交換ができるように、その窓口や情報ツールの確認も行いました。様々なことを協議、発表し、総括のうえ、薬剤師会の久留島文治会長より挨拶があり閉会しました。

今回の多職種連携会議により、薬剤師の在宅業務の現状やその問題点について理解が深まりました。歯科医師と薬剤師が協力することで解決できる問題点も多く見つかりました。特に歯科医師が在宅管理中に薬剤師に協力いただくことで、多くの薬を服用する方の服薬管理の問題点を解決できるということはとても有用であると感じました。今後もこのような機会を大切にして、歯科医師と他職の方とでしっかり連携をとり、地域公衆衛生の向上に努めたいと思います。

湖北歯科医師会・公衆衛生部 ユキデンタルクリニック 高橋幸寛