就学期歯科保健・地域歯科保健|長浜市、米原市の歯科医師会「一般社団法人湖北歯科医師会」

MENU

就学期歯科保健・地域歯科保健

学校歯科医としての活動

児童生徒のお口の中にむし歯や歯肉炎がないか、歯並びやかみ合わせに異常がないか、園や学校を訪れて歯科健康診断を行っています。養護の先生や担任の先生と一緒に、歯のみがき方、むし歯や歯肉炎などの病気の予防、食生活のあり方など、歯・口の健康づくりに必要な知識を身につけてもらうのも、学校歯科医の仕事です。また、家庭で取り組んでもらうために、「ほけんだより」の発行や「学校保健委員会」などで、専門家として助言し、健康相談や保健指導を行っています。子どもの歯・口の健康に良い習慣は、家庭で培われるからです。

学校歯科検診は、単に病気を見つけるためだけのものではなく、しっかりと歯みがきをしなくてはいけない人や、甘いものに注意しなければいけない人たちを見分けるために行っています。これを「スクリーニング」と言います。スクリーニングすることで、治療の必要な人にたいしては、「かかりつけの歯医者さん」で治療をしてもらうように勧告しています。また、「要観察」の人に対しては、歯みがきと、甘いものや食事のとり方を指導してもらい、お口の状態が悪化しないよう予防しなければいけません。

学校歯科保健は、歯・口腔の保健を通して、子どもたちが心身ともに健康に成長することを目標にしています。子どもの「生きる力」の育成に重要な活動です。歯・口の状態は、生活習慣を反映しますので、学校歯科医による健康診断に基づいて、保健計画を立て適切な「事後措置」を実施することが大切となります。学校歯科医は、医療者の立場だけでなく、教育者の視点を持っていなければ職務を全うすることはできないと考えられています。
(日本学校歯科医会発行:学校歯科医の活動指針から引用)

就学期歯科保健の湖北の現状

平成28年から令和4年12歳児(中学1年生時点) 長浜市の一人平均むし歯数の状況

中学1年生の平均う歯数とは、中学1年生の永久歯の一人当たりのむし歯(う歯・喪失歯及び処置歯数を含む)の数のことです。文部科学省の学校保健統計調査によると、中学1年生の平均う歯数は、減少傾向にあります。これは、日本の歯科保健の向上や予防歯科の普及による効果と考えられます。しかし、都道府県や市町村によっては、平均う歯数が高い地域もあります。滋賀県の中学1年生の平均う歯数は、令和4年の調査では、0.46本でした。平成29年から令和4年度の5年間で0.25本減少しています。滋賀県の中学1年生の平均う歯数は、全国と比較してやや高い水準にありますが、近年は改善傾向にあります。

長浜市と滋賀県の比較を見ると、おおよそ0.1本平均う歯数が高い現状が分かりますが、近年その差は小さくなってきています。令和2年は感染拡大の影響があり検診時期が数ヶ月遅くなり、それにより平均値が上昇することが予測されましたが、幸い大きな影響は見られなかったようです。

米原市と滋賀県を比較したグラフです。米原市単独のデータは母体数が少ないため、変動が大きくなっています。平成28年は県の平均値よりう歯数が少なかったのですが、その後はやや高い数値になっています。今後もう蝕が多く推移するようであれば、何らかの対策が必要と思われます。

参考に守山市のデータを示します。このようにう蝕罹患率には、地域格差があります。厚生労働省の調査によると、地域格差の原因として、地域の社会経済状態、保健行政の取り組み方、人口構成、家族構成と生活習慣、学歴レベルなどが挙げられています。多様な原因が考えられますが、特に有意なものとして、守山市ではフッ化物洗口を実施している小学校が多くあります。フッ化物洗口法は、う蝕予防効果が約30~80%であり、う蝕をほぼ半減できる効果を持っています。この方法は、就学前から中学生時代まで継続して実施することが確かな予防効果につながります。多数歯う蝕を防ぐことにより健康格差が縮小するという研究データもあります。

それ以前の湖北地域中学校1年生のむし歯の推移

中学1年生の平均う歯数の推移

米原市の中学1年生の平均う歯数の推移を見ると、平成22年の1.47本から0.71本と半減しているのがわかります。しかし、滋賀県の平均に比べると平成28年と平成29年以外は高い数値を示しています。平成26年は滋賀県の平均値の2倍のう歯数がありました。対象となる生徒数が多くないこともあり、平均値にも大きな変動が見られます。長浜市も平成22年以降、滋賀県の平均う歯数を下回ったことはありません。

学校歯科保健の目標は、よりレベルアップ

令和元年度の中学1年生の一人平均う歯数は、0.64本です。ちなみに平成21年1.34本、平成11年2.63本、平成7年3.53本でした。むし歯の洪水と言われた昭和の時代から、早期発見早期治療のスローガンでここまでう歯数は減少してきました。湖北の地域性もあり、なかなか就学期のう歯数が全国平均を下回ることが困難な現状がありますが、関係団体も協力して子供たちの健やかな成長を応援することが学校歯科医師としての使命でもあります。

平成28年から令和4年小学1年生の1人平均う歯数の状況

湖北地域の小学1年生の平均う歯数の平成28年から令和4年までの推移です。滋賀県の平均値と比較しています。小学1年生の平均う歯数には、乳歯と永久歯の両方の数が含まれます。感染症の拡大により、検診時期が延期されたことなどもあり、令和2年の平均う歯数は前年より増加していますが、その後は減少傾向です。長浜市の平均う歯数には令和になってから変化がないようです。米原市は令和2年から減少して、令和4年には県の平均と同程度になりました。

第一大臼歯は非常に重要な歯の一つで、通常、この時期の6歳から7歳ごろに生えてきます。第一大臼歯は安定した咬合のうえでもとても重要な歯です。第一大臼歯の萌出にともない、顔面頭蓋の成長が進み、歯列も大きく変化していきますので、第一大臼歯がむし歯になると歯並びや噛みあわせが乱れるリスクが高まります。
第一大臼歯は、萌出後まもない期間は歯質の石灰化も十分ではなく、裂溝が深いため、粘着性のお菓子を食べると、むし歯になりやすいと言われています。丁寧なブラッシングと、適切な糖分摂取、フッ素塗布やシーラント処置を受けることも、むし歯予防に役立ちます。
むし歯になりやすいお菓子は、砂糖を多く含むもの、口の中に長時間残りやすいもの、歯にくっつきやすいものが挙げられます。例えば、以下のようなお菓子が挙げられます。

キャラメル
チョコレート

グミ
スポーツドリンク
炭酸飲料
虫歯になりにくいお菓子は、糖分が少なく、口の中に長時間残らないものが挙げられます。
果物
野菜
乳製品
砂糖不使用のクラッカー

それ以前の湖北地域小学校1年生のむし歯の推移

小学1年生の平均う歯数の推移

小学1年生の平均う歯数の推移です。数値は米原市のものです。平成22年には平均3.06本のう歯が10年を経ず1.74本となっています。小学1年生には多くの乳歯があり、永久歯と混在しているため、中学1年生よりう歯数は多くなっています。平成30年には、長浜市の平均う歯数は、米原市より多くなっています。残念なことに、滋賀県の平均に比べ湖北は0.5本程度むし歯が多いという結果がずっと続いています。

学校歯科保健の果たす役割

学校歯科保健とは、学校という「教育の場」で行われる教育活動であり、歯・口腔を通じて心身共に健康な国民の育成を期する活動です。また学校歯科医は、非常勤の学校職員です。健康に対する興味や、知識の多くない児童生徒にとって、実態が見えない生活習慣病や様々な疾病を理解してもらうことは難しいと考えられます。

その点、口のなかは、鏡によりリアルタイムで見ることができます。炎症のある歯肉の出血や発赤、腫れ、原因となる歯垢、またブラッシングにより清潔に改善された口腔内、健康な歯肉の状態、行動変容の結果が自己評価しやすく、話題の共通性に富んでいます。歯の生え変わりや萌出など、体の変化や成長が容易に実体験できる特性を持っています。これらを通し成長発育や、生きることに関心を持つ事が出来るようなアプローチは、学習材料として理想的なのです。

平成10年からむし歯の減少に伴い歯・口の病気の予防、歯肉炎に焦点があてられ、平成16年以降は疾病から健康志向へ他律的な健康づくりから自律的なものへ、子供一人ひとりに応じた健康づくりの支援へと変わっています。こういったなか、学校歯科保健に求められているのは、子供たちが自分で健康を維持していく知識・選択能力・行動力を身に着けることだと考えています。「健康」は目標ではなく、生活の質を維持・向上するための「資源」であり、個人の「生き方」と強く結びついています。子どもたちが健康な生活を送ることで、自らの多様な可能性を発見し挑戦し続け、自己現実が果たせるよう、保健管理や保健教育などの学校保健活動を通じて、子供たちの成長、発達を支援していきたいものであります。

フッ化物洗口の考え方

フッ化物洗口とは

フッ化物洗口とは、フッ化ナトリウム溶液を用いて、ぶくぶくうがいを行うことです。フッ化物洗口を一定期間行うことは、永久歯のむし歯予防手段として有効です。第一大臼歯の萌出時期(就学前)にあわせて開始し、中学生まで続けます。長期間継続することが効果を確かにするために必要であり、獲得されたフッ化物洗口効果は洗口終了後も持続しています。また、成人においても隣接面むし歯や根面むし歯の予防に効果的であるとの報告もあります。

しかしながら、フッ化物洗口だけでむし歯を完全に予防できるものではなく、むし歯予防の一つであり、歯みがきや摂食習慣などもとても大事です。したがって、フッ化物洗口をしたからといってむし歯にならないものではありません。

フッ素とは

フッ素とは海の水・川の水・土の中など、私達をとりまく自然環境の中に広く分布しています。私たちの体もフッ素を構成元素の一つとしており、フッ素は決して特別な物質ではありません。しかし、どんなに安全と言われている物質でも量が過ぎれば中毒を引き起こします。歯科で使用されているフッ化物は用法を守れば極めて安全です。

滋賀県でのフッ化物洗口

子どものむし歯予防対策として、学校での歯科保健指導やフッ化物洗口などの取組が推進され、むし歯数は減少を続けています。中学校1年生の一人平均むし歯数をみると、平成5年度4.28本であったものが、平成27年度には0.8本となり、「歯つらつしが21」の目標値である0.5本の実現性が高まってきました。

一方、子でもたち一人ひとりの状況をみると、一人で多くのむし歯をもつ子もいます。そのような子どもたちを支援していくことが近年の重要な課題となっています。平成26年12月に制定された「滋賀県歯および口腔の健康づくりの推進に関する条例」では、県民一人ひとりが、日常生活において歯科疾患の予防に主体的に取り組むとともに、歯および口腔の健康づくりに関する環境の整備をしていくことを基本理念としています。個々の取組のみでは、個人差や地域差が出てしまうことが現状であり、環境整備によりこの格差を改善していこうということがこの条例のねらいです。

フッ化物洗口は、環境整備のひとつの手段として有効的な方法です。全国的にも実施する園や学校が増加してきています。要指導医薬品としてフッ化物洗口液が販売されるなど、医薬品の開発も進み、比較的容易にフッ化物洗口に取り組める環境になってきています。もちろん、規則的な食生活を送ることが、むし歯予防はもとより健康な体づくりに不可欠です。歯みがきの励行も歯周病予防など口腔の健康づくりには欠かせません。このような基本を大切にした上で、フッ化物洗口の普及をしていくことが重要です。

滋賀県フッ化物洗口実施マニュアル

健康ながはま21 歯科分野

『健康で輝けるまち長浜』をめざして

「健康ながはま21」とは、個人の生活習慣の改善を通じて、生活習慣病の早期発見・重症化防止を図ることにより、個人の生活の質を向上させる「健康なひとづくり」を進めます。

あわせて、あらゆる世代の健やかな暮らしを支える社会環境の質を向上させる「健康なまちづくり」を進め、健康寿命の延伸を目標とします。あらゆる世代の人が健康でいきいきと生活できるまちを目指します。今期は2019年度から2023年度を計画期間としています。

歯科の目標

歯・口腔の健康を保ち、はつらつと生活できる

具体的な目標として:むし歯のない子どもの割合の増加
3歳児:79.3%(H29値)目標(R5)3歳児:85% 平均むし歯数0.6本
12歳児:61.5%(H29値)目標(R5)12歳児:70% 平均むし歯数0.5本

※参考資料

  • 滋賀県歯科保健関係資料集 平成29年度版

そのために心がけること

  • かかりつけ歯科医を持ち「強い歯を作ろう運動」など歯科検診を受けましょう。
  • よく噛んで食べる習慣をつけて、おやつの時間は決めましょう。
  • 歯と口腔に関する正しい知識、フッ化物について正しい知識を身につけましょう。
  • 「お茶でバイバイ!むし歯菌」など糖分の入っていない飲み物を飲むようにしましょう。

口腔の健康を保つことは、全身の健康状態を良好に保ち、生涯にわたって健やかにいきいきと暮らしていくための基礎となります。県においては、平成6年に「滋賀県歯科保健計画」、平成26年には「歯及び口腔の健康づくりの推進に関する条例」が制定されました。特に幼少年期のむし歯は、食事やおやつの与え方、ブラッシング等の口腔衛生習慣の確立等、子育てと密接に関連しています。長浜市のむし歯有病者の割合は、3歳児・12歳児ともに県平均よりも高い状況でした。予防対策として、子育て中の保護者や祖父母に対して、子どもの口腔衛生のため規則正しい食生活や歯磨き習慣、歯質を強化するためのフッ化物の利用についてより広く知ってもらうことが必要です。

成人期における歯周病は自覚症状がなく、治療が遅れがちです。歯周病は歯をなくすだけでなく、糖尿病との関連・心臓病・低体重児出産などの全身の健康との関係も指摘されています。歯周病の初期症状である、『歯磨き時に血が出る』人の割合は、43.4%と高く(健ながアンケート30~64歳※)、予防のため、歯磨きなどセルフケアに加え、かかりつけ歯科医を持ち、定期的に歯石除去等の処置を受ける必要があります。また、かかりつけ歯科医のある人は68.7%である一方、定期的に歯科を受診している人は38.8%にとどまっています(健ながアンケート※)。

高齢者の口腔清掃等の口腔ケアは、誤嚥性肺炎や低栄養を予防するために非常に重要視されています。口腔ケアを行うことで肺炎の発生率を約40%減少させるといわれています。「健康寿命」の延伸を目指すには、介護予防の取り組みが重要になっており、その一つとして口腔ケアの取り組みが注目されているのです。高齢者の具体的目標を「高齢者の口腔機能が維持・向上できる」とします。

※健ながアンケート:長浜市の健康に関する現状とニーズを把握するため、市民を対象に行った調査

総論

健康な人づくりとして、生活習慣病の早期発見と重症化予防・生活習慣の改善・喫煙対策・飲酒・こころ休養・歯科・高齢者の健康づくりに取り組みます。また、健康なまちづくりとして、ソーシャルキャピタルの醸成・次世代の健康・地域医療分野の取組を進めるとともに、食育推進・自殺対策についても計画に基づき推進していきます。

計画の進捗管理については、地域の保健医療関係者や関係団体の代表で組織された長浜市健康づくり推進協議会で行います。また、あらゆる世代に親しまれるよう「無病息災」と、長浜ゆかりのひょうたんをかけた長浜市健康づくり推進キャラクター『むびょうたん+1』とともにに長浜市全体で健康づくりに取り組んでいます。令和元年度からは「健康都市宣言」を機に、計画の一層の推進を図っているところです。

長浜市健康都市宣言

令和元年5月19日、長浜バイオ大学で開催された「いきいき健康フェスティバル」において『長浜市健康都市宣言』が行われました。本宣言は、長浜市にとって人権尊重都市宣言・平和都市宣言に続く3番目の都市宣言となるものであり、令和という新しい時代の幕開けにあわせて行った重要な宣言です。

今後、市民の健康寿命の延伸を目指し、あらゆる世代の人が健康でいきいきと生活できる「健康で輝けるまち ながはま」の実現にむけて、市の取り組みだけでなく、湖北歯科医師会を含めた、各種団体や企業、市民活動の中に「健康」の視点が浸透し、気軽に健康づくりができる環境づくりを様々な方々と連携して取り組むという趣旨です。

宣言にあわせて、子どもからお年寄りまで世代を超えた取り組みが、7つの『行動指針』としてまとめられています。

「健康で輝けるまち ながはま」宣言 みんなの行動指針

  • よく噛んで、正しい歯磨き、歯科検診、お口から健康づくりに努めます。
  • 旬の野菜を取り入れ、バランスの取れた食事を楽しみます。
  • タバコの健康への影響について正しく知り、大切な人をタバコの煙から守ります。
  • 減塩を意識して、健康的な食生活を送るよう努めます。
  • こまめな休息と十分な睡眠をとります。悩みは抱え込まず、互いに声をかけあい、こころの健康を保つよう努めます。
  • 今よりもプラス10分身体を動かし、日々の生活習慣の中に自分に合った運動を取り入れるよう努めます。
  • 毎年検診を受け、自分の健康は自分で守るよう努めます。

歯科に関わる宣言は『よく噛んで、正しい歯磨き、歯科検診、お口から健康づくりに努めます』としています。歯と歯ぐき・ものを飲み込む機能・お口の粘膜・舌の機能を含めたお口の健康が全身の健康の礎になるという思いを込めた宣言文になっています。

口腔保健条例

口腔保健条例とは、生涯にわたる口腔保健のための基本理念を定め、国と地方公共団体の責務、教育関係者及び保健医療関係者、福祉関係者の役割を明確にし、歯科保健医療推進計画を策定推進することで住民の健康増進に寄与することを目的しています。

この10年の間に、口腔保健の全身の健康に及ぼす影響に関する研究結果が次々と報告され、科学的根拠が蓄積されるようになってきました。しかし、国と地方自治体が、国民・住民に対して、生涯にわたる口腔保健対策を切れ目なく行うための法制的基盤は十分ではありません。2011年「歯科口腔保健の推進に関する法律」が制定され、滋賀県においても「滋賀県歯および口腔の健康づくりの推進に関する条例」が定められたところです。口腔保健の推進に関する国の法と地方公共団体の条例が両輪となって、地域の特性を活かした効果的な対策が推進される新しい時代が到来しています。

長浜市の近年のう蝕罹患状況は、滋賀県下でも下位レベルにあり、市内における地域格差も大きいという課題があります。乳幼児期から学童期のう蝕は、その後のライフステージにおける生活習慣の形成と健康増進への影響は大きく、決して看過できない重要な課題でもあります。

この地域の歯科保健活動を担ってきた湖北歯科医師会として、この機会に条例制定を提言いたします。平成29年7月湖北歯科医師会は、長浜市、米原市に口腔保健条例制定に関する要望書を提出いたしました。