長浜市、米原市の歯科医師会「一般社団法人湖北歯科医師会」

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公衆衛生新型コロナウイルス感染症

在宅歯科医療のための多職種連携会議

令和4年11月19日(土曜)18時より湖北メディカルサポートセンターにて在宅歯科医療のための多職種連携会議が開催され、歯科医師、薬剤師、歯科衛生士の14名の参加がありました。公衆衛生部瀧上啓志理事より「最近の歯科訪問診療について」の講演で新型コロナウィルス感染症流行以後の歯科診療及び訪問歯科診療の現状について、現在までにわかっている歯周病とコロナウィルスの関係についての講演がありました。

続いてさくら薬局彦根川瀬馬場店の薬剤師、中川太陽氏から薬剤師の在宅医療への関わりについて、具体的な業務について、現在の問題点なども交えてお話をうかがいました。これらの現状を踏まえ地域での在宅医療の歯科医師と薬剤師が連携を推進するための方策などについて、意見交換を行いました。そこでは歯科訪問診療時の投薬の処方は、医科からの投薬状況などを把握するためにも院外処方による投薬管理の方が安全面からも良いのではないかという意見や、お薬手帳の活用方法などのシステムの改善を含めて考えていく必要があるのではないかという意見が出ました。また在宅ケアにおける嚥下状態の変化で、薬剤の形態についての相談もできるようにしたいので連携を深めたいとの意見もありました。今回、現場で活動している薬剤師の方の声を聞く機会を得ることができ、在宅歯科医療のための多職種連携の重要性を改めて実感しました。
〔湖北歯科医師会 公衆衛生部 西連寺央康記〕