公衆衛生歯科医師会
湖北歯ポスター発表が地域歯科保健部門最優秀演題賞に選出
令和8年9月27日ピアザ淡海で開催された、第37回近畿中国四国口腔衛生学会総会学術大会において、湖北歯科医師会からのポスター発表が地域歯科保健部門最優秀演題賞に選ばれました。

抄録
滋賀県米原市におけるフッ化物洗口の導入と経過について
◎北村鉄也、瀧上啓志、細溝朋子、角田加奈子、志水遥佳、森島繁、西川雅士、中瀬一輝
(一社)湖北歯科医師会、滋賀県米原市健康福祉部健康づくり課、湖北健康福祉事務所(長浜保健所)、(一社)滋賀県歯科医師会
【目的】長年にわたり湖北歯科医師会は、行政ならびに学校現場に対し、う蝕予防施策としてのフッ化物洗口の有効性と必要性を継続して訴えてきた。その結果、湖北歯科医師会管内の米原市において、市を中心に協議を繰り返し、令和7年度に園5歳児、令和8年度には小学校1年生へのフッ化物洗口が開始されるに至った。
【結果】導入に向けた過程では、以下が重要な役割を果たした。
①湖北歯科医師会と行政担当部局での情報共有とエビデンスの提示
②地域歯科医療関係者(園医、校医等)による支援体制の構築
③行政内での情報共有
④関係者がフッ化物洗口の理解を深めるための研修会実施
⑤園・学校現場と保護者への丁寧な説明と有効性、安全性の理解促進
【考察】今後は対象年齢の拡大とともに、実施体制の標準化、効果の検証に基づく改善が求められる。今回の米原市における経験は、フッ化物洗口を新規導入する自治体と歯科医師会にとって有益な事例になると考えられる。


