長浜市 平成27年~令和3年 乳幼児歯科検診の分析|長浜市、米原市の歯科医師会「一般社団法人湖北歯科医師会」

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乳幼児歯科検診公衆衛生

長浜市 平成27年~令和3年 乳幼児歯科検診の分析

乳幼児歯科検診は、1歳6か月児と3歳児を対象として、全国の市区町村で実施されています。令和3年の全国3歳児の一人平均う歯数は0.33で、滋賀県は0.35でした。長浜市は0.52で県の平均値を上回っています。参考に都道府県の順位を一部抜粋しています
0.17 東京都 1位
0.35 滋賀県 18位
0.52 秋田県 41位
0.59 沖縄県 47位

令和2年度は新型コロナウイルス感染症の流行拡大に伴い、乳幼児健康診査を一時的に延期・中止した自治体があり受診率が低下しました。その中で平均う歯数が減少したのは、う蝕傾向の高い方が受診を控えた可能性が考えられます。またコロナ禍で、マスク着用や口呼吸、砂糖摂取機会の増加などが、虫歯や歯周病の原因となっているという指摘があります。その影響が令和3年に現れている可能性があります。乳歯は生涯の歯、口腔と全身の健康にも影響を与えるので、大切にしなければなりません。

乳幼児期の歯科保健については、以下のようなポイントがあります。

⚪︎乳歯が生え始めたら、歯みがきの習慣を始めましょう。
⚪︎歯ブラシや歯磨き粉の選び方や使い方に注意しましょう。
⚪︎虫歯の原因となる糖分の摂取が増えることがあります。
間食や飲み物の内容や回数に気をつけましょう。
⚪︎食べ物の硬さや大きさを調整し、年齢に応じた
かみごたえのある食べ物を与えましょう。
⚪︎乳幼児期から、かかりつけ歯科医を持ち、
定期的に歯科健診や予防処置を受けましょう。