歯科全般歯科治療
あなたのアゴは大丈夫ですか 顎関節症とは
みなさんは、「お口を開けると顎から音がする」「大きなお口を開けると痛い」「お口を開けられない」といった顎の不具合はありませんか?もしこのようなことがあれば顎関節症かもしれません。顎関節症とは、顎の関節とその周囲の筋肉に関連する病気です。主な症状としては、『顎を動かすと音が鳴る』『口を大きく開けられない』『顎を動かすと痛い』という3つです。
顎関節症はこれまで咬み合わせや歯ぎしりが原因ではないかと考えられてきました。しかし現在では精神的なストレスや生活習慣 (片側だけで咬む癖・堅いものを好んで食べる食習慣・うつぶせ寝・頬杖など) をふくめ、多くの要素が絡み合って発症するのではないかと考えられています。そのため原因を特定することは困難と言われており、まだまだわからないことが多い病気です。
顎関節症の治療には、薬物療法 (鎮痛剤の投与) 、マウスピース治療、理学療法 (顎のマッサージや口を開けるストレッチ) 、生活習慣の改善などがあります。適切に治療することで早期に改善することが多い病気ですが、放置することで重症化して治療が困難になるケースもあります。
顎関節症は多くの方に発症する可能性のあるポピュラーな病気です。しかし、はっきりとした原因を特定することは難しく、時には治療も難しくなるケースもあります。もし顎に何か異常を感じた場合は、早めにお近くの歯科医院で相談しましょう。