感染症対策
スタンダードプリコーションについて
歯科医院では、毎日多くの患者さんが来院され、治療を受けられています。しかしながら医療従事者は、すべての患者さんの感染症情報を把握することは難しいです。すべての患者さんが自身の感染症を正確に申告しているとは限りませんし、そもそも患者本人も自分が感染していることに気づいていないかもしれません。つまり、患者さんご自身さえ感染症を正確に把握することさえ困難なのです。
しかし、ヒトの血液や体液を介して感染する微生物やウイルスは存在します。病原微生物を含む血液や体液などが付着した針を刺したり、眼や鼻・口などの粘膜への曝露があると、その人は病原微生物に感染する危険があります。歯科医院で処置にあたる医療者が自分自身を守り、そして患者さんから別の患者さんへの感染を予防するためには、標準予防策を遵守することが重要になります。これがスタンダードプリコーションの考え方です。
https://www.gcdental.co.jp/Infection_Control/prophylaxis/index.html