成長と歯並び|長浜市、米原市の歯科医師会「一般社団法人湖北歯科医師会」

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歯は友コラム

咬合育成

成長と歯並び

歯並びは成長とともに変化します。中でも子供の歯並びから永久歯の歯並びへの交換期が最も顕著な変化の時期と言えるでしょう。

例えば、「小さな頃は綺麗に並んでいたのに成長とともにガタガタしてきた」とか「大人の歯に生え替わったら八重歯になった」などと言うことが起きます。こういったことは乳歯と永久歯のサイズの違いによって生じることがあります。

前歯に関して言えば、ほとんどの場合、永久歯は乳歯より大きいです。当たり前のことのように思われますが、もし、乳歯の歯並びの頃に隙間なく並んでいれば、そのあと永久歯が萌えるためのスペースは足りなくなってしまうでしょう。

一方で、下あごの前歯のガタガタについては、歯の交換によって自然と解消する場合があります。この現象も乳歯と永久歯の大きさの差によって生じます。下あごの奥歯は、乳歯のほうが永久歯より大きいので、交換によって隙間が余ります。この隙間を利用して生じます。

成長期の歯並びの変化は、歯のサイズの問題に加えて、むし歯によって早期に乳歯がなくなること、歯茎に異常、お口まわりの癖(指しゃぶりなど)、および骨格的な不調和(顎が小さいなど)の影響を強く受けます。不安な場合はお近くの歯医者さんに相談していただけると良いと思います。