オンライン資格確認の利用が令和3年10月20日より始まりました|長浜市、米原市の歯科医師会「一般社団法人湖北歯科医師会」

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オンライン資格確認の利用が令和3年10月20日より始まりました

○オンライン資格確認の利用が令和3年10月20日より始まりました
はじめに、「オンライン資格確認」について簡単に説明しましょう。医療機関や薬局では、患者さんが加入している保険証内の情報を窓口で確認しますが、これを「資格確認」と呼びます。これまでは、窓口スタッフが保険証から手入力作業で行っていましたが、オンライン資格確認では、医療機関や薬局が患者の「マイナンバーカード」あるいは保険証を利用し、オンラインで患者さんの資格情報を取得・取込することが可能になりました。特にマイナンバーカードの場合、患者はマイナンバーカードを窓口に設置されたカードリーダーにかざせば患者さんの本人資格確認が完了します。

○現在の普及状況について
そもそもこのシステムは、患者さん、医療機関の利便性向上のため、令和3年3月運用開始予定でしたが、世界的なコロナ感染拡大の影響、半導体不足によるカードリーダー等の調達の遅れ、また基本的な個人番号等の誤りにより本格運用は大幅に遅れています。令和4年2月13日現在、滋賀県内での普及率は病院43.1%、医科診療所9.5%、歯科診療所16.1%、調剤薬局16.2%となっており、まだまだ完全普及には至っていません。マイナンバーカード自体も、個人情報や銀行口座等の情報漏洩に対する不安感などから、令和4年2月1日時点で滋賀県下では45.5%の普及状況です。

今後普及が進めば、事務処理による資格誤りを防いだり、限度額適用認定証対象者の方は医療機関側での事前確認により限度額以上の医療費を窓⼝で⽀払わなくて済む、患者さんの薬剤情報・特定健診情報を閲覧できるようになることで、より安全で正確な医療を受けることが出来る、などの利点があります。

○マイナンバーカードを持っていればすぐに健康保険証として利用できるのでしょうか?
マイナンバーカードを健康保険証として利用するためには、あらかじめ「マイナポータル」で保険証利用の申込が必要です。また、多くの医療機関にオンライン資格確認が普及するまでは当面時間がかかるため、受診される前にその医療機関がオンライン対応可能か、確認してください。未対応の場合でも、従来型の保険証は使えますので、ご安心ください。

参考:マイナポータルサイト https://myna.go.jp/